うなぎとハモと穴子の「骨」の話

 

うなぎとハモと穴子の「骨」の話

 

魚が旨けりゃ、骨まで旨い

上から

「ハモ」

「うなぎ」

「穴子」

の骨です。

 

この骨が旨い

味がおもしろい

 

それぞれの魚の味がするから「おもしろ旨い」です

 

それぞれの特徴とタンパク質(筋肉・肉質)の違いを分かりやすく解説します。

 

1. なぜうなぎだけ毛色が違うのか?

 

最大の理由は、身に含まれる脂質の量です。

 

うなぎ:全体の約20%が脂質。白身魚としては例外的にアブラが多いため、赤身魚や青魚のような濃厚なコクを感じます。

穴子:脂質は約5〜10%。うなぎの半分以下で、ふっくらと軽い味わいです。

:脂質は約1〜3%。極めて低脂質で、非常にあっさりしています。

 

2. それぞれの白身(タンパク質)の特徴

 

鰻(うなぎ)肉質の特徴

アブラとゼラチン質(コラーゲン)の塊です。

長距離を泳ぐために体にエネルギー(脂質)を蓄える性質があります。

タンパク質の性質:

熱を加えると、豊富な脂質が肉の繊維(タンパク質)の間に溶け込みます。

そのため、白身魚本来の「淡白さ」や「ホロホロ感」ではなく、トロッとしたジューシーで濃厚な食感になります。

 

穴子(あなご)肉質の特徴:

うなぎに比べて運動量が少なく、砂泥に潜んでじっとしていることが多いため、筋肉が柔らかいです。

タンパク質の性質:

水分とタンパク質のバランスが良く、繊維がとても繊細です。

熱を加えるとタンパク質がふんわりと膨らむため、口の中でホロリと解けるような「ふっくら感」が生まれます。

 

鱧(はも)肉質の特徴:

非常に運動量が多く、強い顎で獲物を捕らえるハンターです。

そのため、全身の筋肉(タンパク質)が非常に引き締まっています。

タンパク質の性質:

水分が多く、脂質がほとんどない純粋な白身です。

熱を通すとタンパク質がキュッと凝縮し、弾力のあるプリプリとした食感(歯ごたえ)が生まれます。

また、皮や骨の周りにコラーゲンが凝縮しているため、湯引きにすると花のように美しく開きます。

 

うなぎ、鱧(はも)、穴子(あなご)が同じ白身魚でありながら食感や味わいが大きく異なる理由は、

「脂質(アブラ)の量」と「筋肉の構造(運動量とコラーゲン)」に違いがあるためです。

 

なぜそれぞれの魚が、似ている魚のようであっても、全然味わいが違うかよくわかりますよね。

 

p.s.

うなぎ・ハモ・穴子をすべて味わい楽しめる料理はこちらからどうぞ。

 

八王子無添加日本料理レストラン≪だしの和食 あじなお≫
店主 打味 直