「おいしい日々」の過ごし方
うちの庭にはビワの木があって、
毎年全然成らないのですが、
ことしは少々成りました。
このビワの木は、
私が幼稚園児の年少さんだった頃
自分の食べたビワの種を植え、
それが育って、今目の前にあります。
わたしは、果物を食べると、
その種を常に庭に植える子だった。
なんかね。
先見性のある、未来を見据えた、未来に投資する子ども
と言えます。
一方で、
種を植えたことは、植えた瞬間に忘れちゃう
投資したことを忘れちゃうおばかさん
でもありました。
桃栗三年柿八年 枇杷(びわ)は早くて十三年
「何事にも結果が出るには長い時間がかかる」という意味ですが、
始まりと終わり(結果)は一瞬で、
ほとんどがそのプロセスなのだから
そのプロセスを面白おかしい物語にして楽しむのが豊かさかなー。
なんて思っています。
私は今57歳ですが、
3歳児からの自分の物語を、声を出して自分で語りながら、
このビワを食べる。
すると、おいしいだけじゃない味がするのです。
いろんなことがあった味がするのです。
気持ちや思い出が味になる。
良い気持ちと、良い思い出を大切にしたいですね。
そうすれば「おいしい日々」が増えるのです。
八王子無添加割烹日本料理レストラン≪だしの和食 あじなお≫
店主 打味 直
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