食事にとって本当に大切なものはコレ。

 

いつもありがとうございます(^^♪

≪だしの和食 あじなお≫店主 打味 直です(^^♪

 

 

コロナ禍で、外食機会が減っただけでなく、

外出の機会も減りましたね。。。

 

コロナも3年目になった今、

 

「外出すること自体が減っていることの弊害」が現実問題になっています。

 

例えば、

・経済活動の停滞

・運動不足

そして

・体験の減少(特にお子様、そして屋外の)

 

特に最後の「体験の減少」は外的刺激は無くなるし、自発的行動も減る。

ひょっとして「人とのリアルなつながりが減って、ぬくもりの無い機械みたいな人間になってしまうのでは!」

大げさではなくそんな不安も感じたので、

今年は「興味関心を持ったら考えるより先に行動しよう!」

「より気持ちを大事に生きよう」

と意欲的に外出すると決めていました。

 

 

そんな矢先のことでした。

 

⚡稲妻が走りました⚡

 

1月30日、日曜日の朝6時10分に見た「目撃!にっぽん」に出演されていた

女性落語家・林家つる子さんを見て、

(ドキュメンタリー番組にご主演されていました)

 

私≪だしの和食 あじなお≫店主は、

 

つる子さんのチャレンジに心を打たれました。

 

どんなチャレンジをしていたのかというと・・・

 

落語家は男ばかりの男社会。

 

だから語り口も男性目線です。

 

でもこれを女性目線で話したら、違った視点から見た別の落語になる。

 

「新しい視点から新しいものを生み出す」

そして

「多くの人に落語の楽しさをもっと知ってもらう」

というチャレンジ。

 

なんというカッコいい女性なんだ。。。

最高にシビれましたよ。。。

 

こんな新しいものが生まれる

 

彼女の女性目線で表現し伝える落語は、

 

「今まで見えていなかった世界を見せてくれる」

「男社会で育まれた日本文化に新しい価値観をもたらす」

「女性が活躍すれば女性の活躍の場も増え、ジェンダー平等も推進される」

等々、むっちゃ想像が膨らんでいきました。

 

世界が変わる!?

 

落語も和食も共に日本の伝統的文化。

 

そして共に男社会で成熟してきたという経緯があります。

 

今グローバル化やIT化等様々な影響により、

 

男社会で成熟してきた日本の文化は衰退の一途をたどっています。

 

「ぬくもりのある手作りの和食の良さをどうしたらもっと伝えられるか?」

 

私はいつもこれを考えているんですが、彼女の落語にはその答えのヒントがあるのではないか?

 

こんなことも考えていたらなんだか気持ちが高ぶって来て、

 

彼女の眼差しを見て、熱い想いを聞いていたら、

 

どんどん感極まってきて、

 

気がつけば涙がボロボロとこぼれていました。。。

 

そして、

 

「つる子さんの落語から何かを感じたい!」

 

そう思うと、いてもたってもいられなくなり、

 

私は速攻で、

ネットでチケットを取りましたよ(´▽`*)

 

 

ついに寄席初体験。

初めての寄席に行ってきました!

独演会だったので、つる子さんの落語を3つお聞きしました。

 

そして、心に残った最後の話。

 

「子は鎹(かすがい)」

 

腕はいいのに大酒飲みで遊び人の旦那・熊五郎。

その熊五郎に愛想をつかした妻・おみつが息子・亀吉と家を出る。

おみつは女手一つで亀吉を育てていくが、

折に触れ、熊五郎の話がでる。

そんなある日偶然熊五郎と亀吉が出会い、

それを聞いたおみつは、なんだかソワソワする。

熊五郎は心を入れ替えて真面目に働いているという。

熊五郎と亀吉は、明日また会い食事をするという。

 

その最後のシーン

 

熊五郎と亀吉が会うことが気になって仕方ないおみつは、

2人が食事をする店にやって来る。

 

それに気づいた亀吉が「おかっつぁんもおいでよ。一緒に食べようよ。」と誘う。

 

熊五郎とおみつは気まずい雰囲気だが、お互いまんざらでもない様子。

 

それにしびれを切らした亀吉の言葉。

 

「父ちゃん、母ちゃん、元のように3人で一緒に暮らしてよ」

 

息子が夫婦2人の鎹(かすがい)となる。

 

「ハッピーエンドで良かった!」

 

またしても私は涙をボロボロこぼし、

 

そして改めて知ったのです。

 

当たり前だけど忘れてしまいがちなことを。

 

それは、

 

食事にとって大切な事、それは家族にとって大切な事

 

「何を食べるか」も大事

「おいしい」も大事。

 

ですが、

「誰と食べるか」がとても大事

「どんな気持ちで食べるか」がとても大事。

 

家族団らんの大切さを改めて思い知らされた次第です。

 

さらに、

「どこで食べるか」もとても大事

 

今後も、

家族揃っての何気ない時間が良い時間となりますように。

 

そんなお手伝いができるお店であり続けられますように。

 

お一人様には私たちが家族のように接せますように。

(役不足でしたらごめんなさい。でも頑張りますよ(´▽`*))

 

今後も精進してまいります。

 

※鎹(かすがい)とは 

二つの材木をつなぎとめるために打ち込む、コの字型のくぎ。
 「子はかすがい」・・子どもは夫婦の間をつなぎとめる働きをするかすがいのようなものであるの意。

 

p.s.

飲食店にとってのコロナ危機。

これを私たちはチャンスに変え、あなたにとってもっと大切なお店になっていきます。

季節のメニューも、

雰囲気も、

私達のマインドも今リニューアルしています。

 

新しい世界が広がっていきますよ。

楽しみにしていてくださいね!(^^)!

 

春の訪れをほのかに感じる料理はこちらから。

 

 

さらにp.s.

今回は気付きの連鎖から「食事にとって本当に大切なもの」に行き着いたお話でしたが、

その最初のきっかけを作ってくださったのが

「つる子さんの落語に対する気持ち」

そして

「つる子さんの行動」でした。

つる子さんの行動に心より感謝申し上げます<(_ _)>

 

最後までありがとうございます。

 

八王子めじろ台・無添加割烹レストラン≪だしの和食 あじなお≫

店主 打味 直 ・ 女将 うつみまさよ