「無添加」の本当の意味
「無添加料理店の教え」
というと、ちょっと偉そうなのだけど、
良い気づきになったらと思い、今日はシェアいたします。
例えば、
おせちに使う干し柿。
一般販売されている干し柿は、
硫黄燻蒸(いおうくんじょう)されているので「二酸化硫黄(亜硫酸塩)」が添加されます。
これは、
(1)干し柿の酸化を防止することにより果肉の色をきれいに仕上げる
(2)制菌作用によりカビや雑菌の繁殖を抑える
(3)干し柿の乾燥を促進する
以上の目的で行われています。
※硫黄の使用量および二酸化硫黄の残留量は、食品衛生上問題のない量です。
もちろん、硫黄燻蒸を行わない「無燻蒸」の干し柿も存在し、
健康志向の消費者から選ばれています。
が、それ以前に、
柿は無添加なのか?
ということはあまり言われません。
つまり、化学肥料や化学農薬を使用していれば、
化学物質が添加されているかもしれないと考える。
実際に、残留量的には国の基準値で「安全」となっていますが、残留はしています。
そこで、「限りなく自然に近いものを」と考える当店では、
・無農薬(できれば無肥料)の柿を仕入れ、自分たちで作る
ということをしています。


【「安心」「安全」だけではない】
当店では、本来の作り方をしたものを「本物」と呼んでいます。
つまり、古来からの製法で作られたものです。
それは、ルーツであり、一般商品を生んだ父や母であり、ご先祖様。
敬意をもって先人、食材、料理等に向き合う「気持ち」を育み、
自然や他者を愛し、
心豊かに生きる生き方を形成すると考えます。
「無添加」という言葉には、
「添加物が入っていない」
というだけでなく、
様々な歴史や、心の在り方という面もあるということです。
八王子無添加日本料理レストラン≪だしの和食 あじなお≫
店主 打味 直
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