サワラがおいしくなったから。

 

 

料理ってさ、

食材の仕入れから仕込み、

調理、盛り付け、ご提供、お召し上がりいただいた後まで、

それこそ、

食材の誕生やそれまでの歴史、

そして、

そこに関わる人が料理に出会うまで、

さらには、

出会った後まで考えられるものでなければならない。

このようにぼくは考えてるんだ。

 

例えば、

外食して食べる人なら、

「いつも妻に色々とお世話になっているから、感謝の気持ちを素敵なレストランへの招待で伝えたい」

とか

「1年間がんばってきたから、自分も含め皆をねぎらいたい」

という動機から始まり、

「食べた後、心地よく帰って、うれしい気持ちで休んで、また明日からがんばろう!」

とか

「心だけでなく、体も喜ぶ食材を提供する店に行き、健康にも配慮して、また元気に外食できる自分を作ろう!」

等まで考える。

 

そんでさ、

料理を作りながら

器のことを考える。

 

料理がまだ上手ではない時は、器のことなんて今ほど考えられなかったなぁ。

 

食べる方の気持ちも、今ほど考えられなかったなぁ。

 

食材の歴史なんて考えられなかったなぁ。

 

こんなこと今考えている。

サワラがおいしくなってきたから、

 

さわらの煮付けをコース料理でご提供しようと思い、

 

去年の盛り付けを確認していたんだ。

 

結構派手な器使っているね。

 

p.s.

甘えびもお皿の上にいるね。

 

八王子無添加日本料理レストラン≪だしの和食 あじなお≫
店主 打味 直

 

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