菜の花を食べる時のアイデア。
菜の花を茹でる時、
私は冷水にさらしません。
このように、盆ザルにあげて冷まします。
なぜなら、
せっかくの菜の花の苦味やえぐみが薄れ、
複雑な味わいが失われてしまうからです。
「苦味がえぐみがおいしい」
というのも面白い話で、
これは料理がただ単に味わいだけではないということの証明です。
どういうことかと言いますと、
つまり、食べる側(自分のことですね)の体の状態にもよるということです。
体は記憶している。
何を記憶しているのかというと、
それは、過去の体験です。
それも、世代をさかのぼり、太古の昔からの体験を記憶しているのです。
現代ならばスーパーに行けばなんでも売っていて、買って食べられますが、
昔の人は、今時期食べられるものが少ないため、菜の花を良く食べていた。
それが、体の記憶として(DNAに)残っているということです。
だから、今菜の花を食べるとおいしく感じるのですね。
自分を知って食べることで、健康も喜びも増える
このように思います。
p.s.
ちなみに、青菜を冷水にさらすのは、
「色が飛ばないようにするため」
「あく抜き」
が主な目的ですが、
写真のように盆ざるにあげる方法でも色飛びはしません。
さっと冷まして、さっと出汁につければいいのです。
「どんな目的で、どのように食べるのか?」
これを意識することで、料理も豊かになるのです。
八王子めじろ台・無添加割烹レストラン≪だしの和食 あじなお≫
店主
#料理を豊かに楽しむ方法
#菜の花編
旬を食べると体は喜びます。
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