料理は物語である。
先日ある方から店を取材していただきました。
その方はライター以外にも様々な取材をされている方なのですが、
その方のお仕事で「面白いな」ってものがあり、
そのお仕事は、
「手書き屋」
どういうお仕事かというと、
『活字ではなく、あえて「手書き」をしたい場合に手書きをしてくれる』というお仕事(きっとそうだと思う)。
なんかね
デジタルとか
AIとかが一般的になればなるほど、
アナログとか
人間味とか
人は欲しくなるんだなあ。
スピードや効率を求めれば求めるほど、
相反して、
おだやかな時間や無駄を欲っするんだなあ、って思ったの。
【個性が消える】
つまりはさ、現代ってそういう時代なのだと思う。
情報には個性がない。
【物語が大事】
例えば、今おせちの試作や準備を少しづつしているのだけれど、

栗の甘露煮を作ってるん。
・自分たちの足を使って見つけた「愛媛県内子町の石畳樹上完熟栗」を使う
・野に自生しているくちなしの実を使う
ここには、
石畳の樹上完熟栗を見つけるまでの物語や
旅の思い出
野を歩き回った時の出来事や気持ち
樹上完熟栗の生産者さんとのやりとりやこの栗が生まれた物語
などなど
たくさんの気持ちやできごとや自然の摂理や
それこそ笑顔や汗、涙まである。
全て含めて仕事なのだ。
ウチはさ、仕事の最重要ポイントを「ていねい」に設定しているから、
必然的にスピードや効率と距離が離れるので、こんな仕事になるのだけど、
これはね、狙ってやっているんじゃないんだ。
結果そうなっただけなんだ。
そしてそれはある目標に向かっている。
【ルーツを大切にする】
お父さん、お母さんを大切にすることと同じだと思うよ。
まずは、ここから始めるのもいいかもね。
手書きとかもいいよね。
八王子無添加日本料理レストラン≪だしの和食 あじなお≫
店主 打味 直
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