仕事は頑張りすぎてはいけない。大切なのは。。。

 

先日、

麻布で43年イタリアンレストランを営んでいた方がお客様でいらっしゃたのです。

 

その方は、当時ほぼ皆無だったイタリアンレストランを開業し、

大変な努力と工夫で、43年間レストランをオーナーシェフとしてやり遂げ、

3年ほど前に、引退されたとのことでした。

 

その方曰く、

 

「私も、1日十何時間働いて、43年間仕事を続けて、やってきた。

今は、家族で旅行に行ったり、好きなことをして過ごしている。

でも、体はボロボロだよ。

だから、あなたもあまり頑張りすぎちゃいけないよ」と。

 

「お言葉ありがとうございます」と、

 

私は、先輩の経験からのお言葉と受け止め、ありがたく賜ったのです。

 

でも、私、

そもそも頑張りすぎないでやってるんです。

 

それをあまり公言ないのは、

「頑張りすぎずにやる」って「日本人はそれに対してちょっと抵抗感があるなー」って、

思ってるから。

 

でもね、

頑張りすぎると、肩に力が入っちゃうでしょ。

 

肩に力を入れるべき時はそれでいいのだけれど、

やっぱりねー、

料理というのはリラックスして作ったほうがおいしくなるんだよねー。

私の場合。

 

厳密に言うと、

「本気でリラックスして作る」

という感じかな。

 

なので、

頑張りすぎない=余裕をもってやる

遊びも入れながらやる。

そんな風にやってるんです。

 

余裕をもってやれるというのは、実は若い時にはできなかったこと。

 

ここは実は職人のステップアップポイントなんだと思います。

 

次のステップポイントは、豊かに遊びを入れること。

かな。

 

p.s.

昨日のブログに書いた「紅葉狩り」の話なんかも、本気の遊びだね。

あと、「土瓶蒸し」ってのも、本気の遊びの料理だね。

 

 

八王子無添加日本料理レストラン≪だしの和食 あじなお≫
店主 打味 直

 

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