「栗きんとん作り」には執念と知恵が必要!?
尊敬する。
くちなしの実を使って、栗に色を付けることを考えた人。
【栗きんとんは栗の甘露煮作りから始まります】
まず、栗を下煮(下茹で=ほど良く柔らかくしながらアクも抜く)してから甘く煮るのですが、
下煮する時「クチナシの実」を割って入れます。
剥いた栗と、粉々に砕いたクチナシの実
すると、、、
こんなに色が変わる。
彩りがあったほうが、食欲も増すし、見た目もキレイ。
それを、お正月料理に使う。
すごい知恵だと思いませんか?
でも、ちょっと考えてみて下さい。
栗は秋に収穫するわけで、それをそのまま暮れまで保存するのは大変な事。
冷蔵庫も冷凍庫も無い時代の話だからね。
「栗きんとん、栗の甘露煮を正月に食べるんじゃ―!」って、
すげー執念(笑)がないと、
このアイデア生かせませんよね。
だから、
先人の執念と知恵を無駄にしないように、
崩さない
しっかり染み込ませる。
食べた瞬間、喜んでもらう。
見た目も、味わいも。
ここまできちんと想像しながらお作りいたします。
当店のおせちをご購入いただいた方には、
このプロセスと気持ちも一緒にお渡しいたしております。
p.s.
マインドまで集中して料理をすることは、慣れないと少々緊張して疲れます。
ですが、
この「心が引き締まる感覚」が好き(´▽`*)だし、
料理に深みも生まれる。
だから、きっと
よりおいしいくなっていると信じているんです(´▽`*)
八王子めじろ台・無添加割烹レストラン≪だしの和食 あじなお≫
店主