~人口270人の村から、あの感動食材が今年も届きました~

 

その村は、

愛媛県内子町石畳地区。

愛媛県南予に位置する内子町の山間部。

まるで風の谷のナウシカに出てくるような、自然溢れる地区。

 

この地区、石畳の人口はこの時270人。

 

そして、

 

30年後の予想人口は99人になるらしいのです。

確かに、痛んだ風景も見られます。

 

このままだと村の存続さえ危ぶまれる。

 

でも、それを黙ってみているのではなく、

 

行動して、挑戦して,

 

未来にこの素晴らしい石畳を残したい。

 

子供たちの笑顔をこの村で見ていたい。

 

そんな7人が立ち上がってひとつのプロジェクトを立ち上げました。

 

そして、そんな想いがこの感動食材を作ったのです。

 

・・・

 

私がこの食材の存在を知ったのは、2020年の8月。

 

「コロナ禍で店の営業がままならない状況でもできる事はある。

それをコツコツ蓄積していこう。」

そう考え、

愛媛まで、ある日本の伝統工芸職人の方を訪問しに行った時の事です。

 

いつものように、

目的とは別に、

暇さえあれば食材探しをしていました。

 

なぜなら、ネットでは見つけることができない、

知名度は少ないが、まだ見ぬ凄い食材がこの日本にはたくさんあることを感覚的に知っているからです。

 

私はとある情報を見てピンときました。

 

その情報をキャッチし、すぐさま役所に電話をかけたのです。

 

役所の方は私の問い合わせに対しとても親切にご対応してくださり、

そこから、話をつないでいただき待つこと約15分。

 

その食材の生産者と会えることになったのです。

 

私の胸が期待で膨らんでいくのがわかりました。

 

石畳の山の中まで車で約1時間。

 

日本の原風景ともいえるような美しい自然環境に心ときめきながら山道を登っていくと、

 

そこには2人の生産者がいました。

 

そして、

 

まだ見ぬ凄い食材。

 

はたして、それはありました。

 

それが

 

樹上完熟石畳栗

 

現在人口270人の石畳の人たちの、未来への夢と希望が詰まった希少な完熟栗です。

 

このビッグサイズ。

 

栗だけに、ビックリしますよね(笑)

 

でも、なぜこんなに大きくなるのか?

 

生産者・山田哲也さん、寳泉(ほうせん)武徳さんに尋ねました。

 

その秘密は栽培方法にありました。

 

こんな非常識な栗栽培がこの石畳完熟栗を生んだ

 

通常の栗栽培では1㎡の中に6本ほど枝を配置させ、その中で収量を多く採る方法を取っています。

 

つまり、枝葉がたくさん生い茂る中に栗がたくさん成るイメージです。

 

でもこの方法だと枝6本の内2,3本の枝の先端にしか栗は成らないといいます。

 

しかしながら、山田さん、寶泉さんたちの栽培方法はその真逆で、1㎡の中にたった1本しか枝を付けません。

 

さらに木を低くするので、木が低い上にスカスカに枝が出ている。

 

だから盆栽みたい。

 

ベテランの地元農家さんたちには、

「そんな盆栽みたいな作り方で栗はできない」

「そんなやり方では絶対に失敗する」

「おまえらはアホか!」

 

馬鹿にされ、罵られました。

 

しかし、

非常識な栗栽培方法で成功している事例を実際にその目で見た。

だから成功するはずだ!

 

確信。そして挑戦

 

成功している岐阜のとある先生に師事。

 

この方法だと、

栗への養分供給が分散されにくい。

栗の出る数が少ない分、木が必死に生きて栄養を栗に与えようとするので大きいものを作ろうとする。

 

だからビッグサイズの立派な栗ができる

 

さらに、

 

枝が少ないので光合成の力を思う存分発揮できる。

 

さらに栗の成長の本質として、従来の栽培方法だと先端の陽が当たるところだけしか栗ができない。

 

でも、枝がスカスカの盆栽みたいな栽培方法だから実が枝の下のほうまで鈴なりにたくさんできる

 

理論的にも間違いない

 

生産者・山田哲也さん、寳泉(ほうせん)武徳さん達はこのやり方を信じました。

 

過去3年は上手にいかなかった。

だが、

翌年4年目。

 

「理論的には良い栗ができるとしても、実際にできないと意味がない。

だからきちんと作り上げて、石畳の人にも日本全国の人々にも認めてもらえるような栗を作るんだ。」

 

「このプロジェクトを成功させて、この美しい石畳地区を未来に残すんだ」

 

そう思い必死の思いで頑張った結果、

 

その年の冬の剪定時期、

師事している先生に「これならいける」と「合格」をいただき、

 

そして、

 

完全なる成功!!

 

6年目の今年も、非常識と言われた栗栽培が成功!!枝の下のほうまで鈴なりの栗たち!!

 

でも栗が大きいだけじゃありません。

 

これからがこの栗の凄さです。

 

なぜこの栗が完熟栗と呼ばれるのか?

常識外れだと言われた栗栽培が、実は栗が思う存分気持ちよく生きる方法だった。

 

枝が少ないから栗の木が自分の生きたいように伸び伸びと生きる。

 

本当に生育バランスが良い栗本来の成長をする。

 

結果、栗が樹上完熟する。

 

樹上完熟って何?

 

普通の栗は、栗の重みにヘタが耐え切れなくて落ちるとか、風の影響で落ちるとか、他の栗が落ちた影響で落ちる。

 

一般に栗の収穫というとイガが開いて落ちた栗を収穫するイメージですよね。

でも、この石畳完熟栗は、栗のヘタの部分がすごい太くてしっかりしているので、

イガと一緒に栗が落ちないんです。

 

なんと、木の上でイガが開いて、

栗が「もう十分栄養をいただいたから落ちるよ」と言って、

栗だけが自分から落ちていく

 

そんなイメージだそうです。

 

栗が落ちた後に、イガが落ちる

 

だから、この石畳完熟栗驚くほど大きくて、驚くほど味が濃いんです。

 

それはお母さんである木から思う存分栄養をもらっているから。

 

愛情たっぷりの栗なのです。

 

当店≪だしの和食 あじなお≫では、この栗の感動をもっと多くの人に知ってもらうことで、

石畳のプロジェクトに少しでも貢献したい。そう考えています。

 

今年も即日ソールドアウトするほどの人気でした。

ですので、残念ながらすべての人にはお出しできない。

 

「消費者の健康に配慮されている生産者の応援」

「地方地域活性」

「自然環境保全」を大切に考えるあなたに。

そして、なにより、

ご自身の体を、そしてご家族の体を大切に考えるあなたに食べてもらいたい。

このように思っています。

樹上完熟石畳栗は栽培時農薬不使用、有機質肥料中心の土づくりで栽培されています。

 

この樹上完熟石畳栗を、

10月~11月の間、【≪だしの和食≫と自然野菜・天然魚介と放牧豚入りおまかせコース】

(又は【テーラーメイド≪だしの和食≫コース】)ご予約の方に

「樹上完熟石畳栗の渋皮煮」として、先着限定10名様にプレゼントいたします。

 

さらに

あじなお果樹園で採れた希少な無農薬無肥料栽培の日本いちじくで作ったスイーツも一緒に。

ダブルでデザートとしてお付けします。

 

ご希望の方はこちらから又はメルマガにご返信の上、

美味しく味わいながら生産者の応援をしていただけたら嬉しいです。

(「おまかせコース+感動食材プレゼント付き」を予約する」とお書きください。)

 

ぜひこの機会に、希少な秋の味覚でお気持ち豊かになってくださいね(´▽`*)

 

p.s.

2023年≪幸せな1年を始めるなおせち≫にも、この樹上完熟石畳栗特別料理として入れます。

メルマガでのおせち先行発売のご案内は11月頭を予定しています。

こちらもお楽しみにお待ちくださいね。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

≪だしの和食 あじなお≫

店主 打味 直