ぶぅふぅうぅ農園
「拘束するのが嫌だから」
母乳だけで育て、放牧。
自然の恩恵をたっぷりもらいながら育てる養豚農園です。
≪人工乳不使用≫
薬に頼ることなく、元気に育てるため、母乳のみで育て離乳します。
≪放牧養豚≫
そして、生育段階ごとに分け、放牧で育てていきます。
≪なぜ?≫
一般に養豚の現場で抗生物質を使っていないと謳っていても、実際は人工乳の中に入っているといいます。
母乳だけで離乳するという前例がない中、
1980年頃より、生産者・中嶋千里さんは試行錯誤しながら、
約20年かけて、人工乳を一切使わず、本当の抗生物質不使用を実現しました。
放牧ということでも世界的にも早いレベルから取り組みました。
その理由は「抗生物質をできれば使用したくないから」
「拘束するのが嫌だから」。
授乳時以外は母豚も放牧。
気持ちよさそうに豚ちゃんたちは過ごしています。
広い放牧地と餌場を気分に任せて行き来し、遊んだり、寝たりしています。
≪社会的課題≫
一般の養豚に比べ母豚が授乳に要する日数が20日ほど多くなる。
その間、種付けができないので、年間の種付け回数も減り、生産効率が下がる。
また、市販されている配合飼料には輸入原材料に関する問題と添加物の問題があると考え自家配合飼料を使用している。
結果、出荷するのも約30日遅くなる。
「≪安心≫≪おいしい≫をとるか、効率をとるか」
現状飼料の80%を国内生産原材料で賄い、国内外の食品ロスを減らす方法で行っている。
それに対し、一般の養豚の現場は農業というより生産工場になっている現状。
土から完全に切り離し その中で消毒 施設の中で飼うようなやり方。
外見上はとてもきれい 近代的な畜舎 冷暖房完備 マニュアル通りにコンピューター制御で事が進む。
手間がかかるので狭いところで回転率を上げなければ経営として成り立たない。
結果生命は粗末に扱われ、寿命も短くなり、終わったら次という回転といいます。
衛生面でのケア、安定供給、経済効果、成長促進というメリット
その背景にある効率最重視。。。
持続可能な暮らしの実現のためにはまだまだ色々と大きな課題があります。
自分ごととして考えれば、豚ちゃんのストレスは計り知れないと思うのです。
また、作っている人も 心苦しいんじゃないかと心配してしまいます。。。
おいしいの背景に安心がある
その安心は生産者さんの心そのものなんじゃないかと思うのです。
あなたはどんな風に思いますか?
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