経済は生き物だというけれど
本当に恐ろしい
人間一人一人の心理が、心持ちひとつで経済にいかなる影響をおよぼすか、というお話です
2014年東京都のふぐ取り扱い条例に大きな異変が起きました
現代的流通事情(つまりネット流通の普及です)による規制緩和があり、ふぐ調理師のいない店でも条件付きでふぐの取り扱いができるようになったのです
(ふぐにはテトロドトキシンという神経毒があるため都が認証したふぐ調理師のいる店でしかふぐ料理を提供できないというのがこれまでの通例でした)
結果、フグ取り扱い認証の無い多くの大衆的居酒屋等でたくさんのふぐ料理が提供され、多くの方々がそれをご堪能されました。
めでたし、めでたし。
で、この話は終わりませんでした
推察するに、安価な外国産(主に中国産)ふぐが大量に輸入され、消費されていったのです
その結果、多くの国内ふぐ養殖業者・加工業者が廃業へと追いやられました
そして私たちは技術力の高い国内産とらふぐを手に入れづらくなり、またそれにあわせて価格も高騰していくというわけです。
(これはTPPでも気をつけなければいけない問題でもあります。急激にバランスが崩れ取り返しがつかなくなる可能性があります)
今年はふぐ料理の価格は昨年より上がるかもしれません。
天然ものを推奨している店~当店もそうです~ではそんなに影響はないかもしれませんが。
私の今の気持ちといたしましては、とにかく
「価格のために品質を落とすことはいたしません」ということです
ご理解のほどよろしくお願いいたします。
「あじなおのふぐ料理」のこだわり
国産・天然・活〆・ふぐ調理師による職人仕事
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