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種からのメッセージ4

『タネからのメッセージ-4』
  タネは「一粒万倍」といわれてきました。健康な万粒の植物タネからたった一株見つかった雄性不稔株。自然界では当然淘汰され 消えてしまうはずの子孫を作れないという突然変異の雄性不稔の株の子孫だけが万粒~億粒~京粒~~と種苗メーカーは増殖し我々の 世界中の農場へ そして我々の食卓へ・・・健康なタネは種苗メーカーの金庫の中に・・・自家採種されても花粉が出ないから遺伝子は盗まれないという種苗メーカーの思惑と利益に結びついて。果たしてそれでいいのでしょうか・・・野口勲氏はいのちの根源をつかさどるミトコンドリアからF1品種に対して警鐘を鳴らしております。

☆いのちをつかさどるミトコンドリアとF1品種-2☆
 現代の品種改良にとって雄性不稔は、遺伝子組換(GMO)と双璧をなす基本技術です。いったん誕生した雄性不稔個体は、F1の母親に使われて、子孫を作れない、未来のない植物が増殖されて市場に増え続け、人間はそればかりを食べる社会になっています。食べ物は腸でアミノ酸に分解され、血流に乗って細胞に運ばれて体を作るとともに、腸が変化した卵巣や精巣という生殖器官の中で子孫を作る原料にされます。子孫を作れないミトコンドリア異常の植物ばかり食べていて、我々動物のミトコンドリアは異常にならないのでしょうか?人間の体重の十分の一がミトコンドリアで出きています。
 食べた物は、腸の中で低分子のアミノ酸にまで分解される。分解されたアミノ酸は、腸壁から血管を通って各細胞に運ばれる。そしてミトコンドリアによって生体のエネルギーなって消費されたり、核の中の遺伝子によって高分子の様々なタンパク質に組み立てられ、また新たな人体の部品になっていく。だから遺伝子が組み換えられた植物を食べても、組み換えられた遺伝子は高分子のタンパク質なのだから、いったん低分子のアミノ酸にまで分解された以上、組み換えられた遺伝子がそのまま人体に影響するはずがない。これは「DNA(遺伝子)のセントラルドグマ」と言い、遺伝子組換(GMO)に味方する人たちが必ず口にする言葉です。これが真実なら、ミトコンドリアの遺伝子が異常な植物を食べ続けても、動物のミトコンドリアがその影響を受けて異常になることは絶対ないはずです。でも現実にははたしてどうでしょうか。かつて狂牛病が大きな社会問題になった時、発祥地のイギリス政府は、DNAのセントラルドグマを理由に「狂牛病の牛の肉を食べても、人間が狂牛病になることは絶対ない」と言い続けていました。しかし今では、プリオンという牛の異常なタンパク質を食べた人間の脳が、プリオンと同じ異常なタンパク質の構造になり、狂牛病と同じ症状を現わすことを誰でも知っています。理由と機序は解明されていなくても、牛の狂牛病が人間にも伝染することを、牛の異常タンパク質が、人間にも同じ異常タンパク質となって現れることを、原因と結果が明らかにしているのです。
  再度問いかけます・・・子孫を作れないミトコンドリア異常の植物ばかり食べていて、我々動物のミトコンドリアは異常にならないのでしょうか?
H21年1月に放映されたNHKスペシャル「女と男」の第三回「男が消える?人類も消える?」によると、1940年代に精液1cc中に1億5000万いた精子が、70年後の現代では4000万が平均値で、なお年々減り続けているそうです。ちなみに2000万以下が無精子症と言われるレベルだそうです。
  T種苗の採種農家に行ってみたら、「F1キャベツのタネを採るパイプハウスに野生のサルが入ったけれど、食べられたのは花粉が出る父親役(正常なキャベツ)のキャベツの葉っぱだけで、花粉が出ない母親役の雄性不稔株にはまったく手を付けなかった」と言っていました。「野口さんのニンジンのタネをまくと野ネズミがかじって困るけれど、T種苗の雄性不稔F1ニンジンは、ネズミがかじらないので助かる」と農家に言われたこともありました。野生動物には、選択の余地があれば食べてはいけないものがきっと分かるのでしょう。

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  文献・資料:埼玉県の飯能市で固定種のみを取り扱う野口種苗研究所の野口勲氏の著書及びホームページ

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