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種からのメッセージ1~F1品種~

▢F1は何故生まれたか?
昭和40年頃を境にして、日本中の野菜のタネが、自家採種できず、毎年種苗会社から買うしかないF1種子に変わってしまいました。
変化した理由の第一は、収穫物である野菜が、工業製品のように均質であらねばならないという市場の要求です。
メンデルの法則で、異品種間の雑種の一代目は、両親の優性形質だけが現れるため、見た目が均一になるのです。
箱に入れたダイコンの太さが8cm、長さが38cmというように、どれも規格通り揃うので、一本100円均一などで売りやすいのです。
理由の第二は、生育スピードの早さです。生物は雑種になるとヘテロシス(雑種強勢)という不思議な力が働き、
それまで四ヵ月かかって成長していたダイコンが、二ケ月半で一人前になるなど短期間で成長するので、
F1のタネを使うと、畑を一年間に何回転も使用でき、単位面積当たりの販売額を上げることができるようになったのです(早く成長する反面、細胞の密度が粗くなり、柔らかく大味になる傾向もありますが)。 F1以前の昔の野菜は、自家採種ができたので、野菜を出荷した後も数カ月タネ採り株に畑を占領されていました。
F1は毎年タネを買わないといけない反面、収穫が終わればすぐ畑を更新して次の野菜をまくことができます。
経済効率最優先の時代に必要な技術革新であったとも言えるでしょう。このようにF1は、大量生産・大量消費社会の要請で生まれました。

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野口種苗研究所の野口勲さん著書やホームページを参考にさせていただきました。

~YUZO MAKINOさんより~

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